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12日「首都圏決戦」―米大統領選

勢い増すオバマ氏が3タテか

 【ワシントン12日早川俊行】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは12日、首都ワシントン(コロンビア特別区)と隣接するバージニア、メリーランド両州で予備選が実施される。民主党では黒人初の大統領を目指す民主党のバラク・オバマ上院議員が、5日のスーパーチューズデー後、4連勝を果たし、勢いに乗っている。CNNの推計によると、特別代議員を含む代議員獲得数はヒラリー・クリントン上院議員がわずかにリードしているが、オバマ氏が「首都圏決戦」を制すれば、逆転する可能性が高い。

 投票日を翌日に控えた11日、オバマ氏はメリーランド大学で大規模な集会を開催。平日にもかかわらず約1万7000人が詰め掛けた。熱狂的なムードの中で登壇した同氏は、イラク戦争や地球温暖化問題などを挙げ、「これらの課題の大きさは分裂した政治のキャパシティーを超えている。新しい何かが必要だ」と強調。党派色の強いクリントン氏では問題解決はできないとの見方を示した。

 大規模な集会で勢いを誇示したオバマ氏に対し、クリントン氏は夫のビル・クリントン前大統領と分担しながら、首都圏各地で小さな集会をこまめに開いた。

 両陣営とも精力的な選挙活動を展開したが、首都圏決戦はオバマ氏に有利な状況だ。ワシントンは黒人の人口の55%を占め、オバマ氏の勝利は確実。バージニア、メリーランド両州でもオバマ氏が支持率でクリントン氏に20ポイント前後の大差を付けている。南部ルイジアナなど3州を制した9日に続き、再び“3タテ”する可能性が高い。

 一方、共和党は、指名獲得が確実になったジョン・マケイン上院議員に対する「信任投票」の色彩が濃い。ただ、マケイン氏は9日行われたルイジアナ州予備選、カンザス州党員集会で、マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事に敗北。マケイン氏に抵抗感を抱く保守層とキリスト教福音派の取り込みが11月の本選に向けて大きな課題になっている。

2008/2/12 14:38

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