オバマ候補の勢い止まらず―米大統領予備選
“ポトマック予備選”でも圧勝の予想
【ロサンゼルス11日宮城武文】米民主党の大統領候補指名をヒラリー・クリントン上院議員と争っているバラク・オバマ上院議員の勢いが止まりそうにない。9日から10日にかけて行われた4つの州での予備選・党員集会で圧勝したのに続いて、12日に行われるポトマック河畔沿いの首都ワシントン及びメリーランドとバージニア両州の“ポトマック予備選”でも圧勝するとの予想が出ている。
米史上初の黒人大統領を目指すオバマ候補は、黒人層と青年層の圧倒的支持を得ているため、黒人人口が55%を占めるワシントンDCと同じく28・9%を占めるメリーランド州では、各種世論調査で圧勝を予想している。大学生の居住者が多いこともオバマ候補には有利だ。
問題は伝統的に共和党が強く、黒人人口比率が19・6%のバージニア州の動向だが、8日に発表された2つの世論調査では同州でもオバマ候補が圧勝するとの予想が出ている。インサイダー・アドバンテージ・サーベイは民主党支持者の中でオバマ支持が52%、クリントン支持は37%。サーベイUSAは同じく59%対37%と発表。昨年の調査ではクリントン氏がオバマ氏に2桁台のリードを保っていたが、完全に逆転した世論調査結果が出ている。
また、“ポトマック予備選”では無党派でも民主党の予備選挙で投票できるシステムを採用しており、共和党の指名候補を争っていたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が撤退したため、共和党に投票する予定でいた無党派の票がオバマ氏に大挙して流れることも予想されている。
クリントン陣営としては、“ポトマック予備選”での敗北は「想定内」として、3月4日に行われるテキサス州とオハイオ州の大票田州での予備選に総力を挙げる構えだ。
2008/2/12 13:20