中国は米データベースに深く浸透―専門家指摘
政府、産業界の機密保全対策必要
【ロサンゼルス8日宮城武文】コンピュータのセキュリティを扱っているSANS研究所のアラン・パラー所長がこのほどセキュリティ問題を扱っているウェブ誌で明らかにしたところによると、中国人民解放軍の支援の下に、中国人ハッカーは、組織的に米政府、米産業界のデータベースに浸透することに成功を収めているという。
同氏によると、ハッカーのキー入力記録と、フィッシングと呼ばれるウェブ偽装詐欺の利用から、コンピュータ・ネットワークへの浸透が大量に繰り返し行われていることが明らかになっている。アマチュアのハッカーであれば、キー入力の間違いが出るはずだが、こうした間違いがなく、同じところへ1日に100回以上も毎日連絡を取っていることから、「大量の資金と人材を投入してネットワークの浸透が行われている」と、パラー氏は指摘している。
パラー氏は、「敵はすでに米政府と民間企業のネットワーク内に入り込んでおり、内部の敵を洗い出すため、米政府は重要なネットワークに関してすべてのインターネット交信を監視する必要がある」と警鐘を鳴らしている。
2008/2/9 17:22