金総書記「拉致日本人いない」
【ソウル8日上田勇実】第2回南北首脳会談に特別随行員の1人として同行した韓国の文正仁・延世大学教授(外交通商省国際安保大使)は8日、ソウルの外信クラブで記者会見し、日本人拉致問題について「金正日総書記の立場は、拉致(された)日本人はいないというものだった」と述べた。
文教授によると、盧武鉉大統領は首脳会談で、核・拉致・ミサイル問題の解決と過去の清算を経た後の日朝国交正常化を呼び掛けた福田首相のメッセージを金総書記に伝え、金総書記は日朝関係改善が南北関係の発展にプラスになるとする説明に同意したものの、従来の主張通り拉致問題の存在自体は否定したという。
また金総書記は、韓国人の拉致(拉北)問題に対しても「自ら進んで越境して来た人たちになぜ拉北という表現を使うのか」という見解を示したといい、文教授は「認識差が大きく、解決には時間がかかる」と述べた。
2007/10/8 18:54