プーチン大統領、オーストリアを公式訪問
EU・露首脳会談後、初のEU国訪問
【ウィーン23日小川敏】ロシアのプーチン大統領は23日午後(現地時間)、オーストリア公式訪問のためウィーン入りした。同大統領にとって、サマラで開催されたロシアと欧州連合(EU)首脳会談後、初のEU加盟国訪問だ。
プーチン大統領は同日、フィッシャー大統領、グーゼンバウアー首相、プラスニク外相らオーストリア政府首脳と会談するほか、同国商工会議所で演説し、ロシア経済の現状を紹介し、同国への投資を呼び掛ける。大統領一行にはオレグ・デリパスカ氏らロシアの代表的な新興財閥(オリガルヒ)関係者らが随伴している。
ロシア・サマラ近郊の首脳会談(18日)ではEU議長国ドイツのメルケル首相から人権問題で厳しく追及されるなど、ロシアとEU間の様々な対立が表面化してきただけに、ウィーンでの同大統領の発言が注目される。
欧米との間には、ポーランドの農産物輸出入問題から米国のポーランド、チェコへのミサイル防衛システム配備計画、エネルギー供給、人権・言論の自由問題まで多くの難題が山積している。
なお、ウィーン市内では同日、2カ所で反ロシア・デモが計画されている。オーストリア側はプーチン大統領のウィーン滞在中、会議場所、宿泊ホテル周辺に約1000人の警察官と100人の特別部隊を警護に当たらせ、治安維持に神経を尖らしている。
同大統領は24日午前(現地時間)には全公式日程を終え、モスクワに戻る予定だ。
2007/5/23 20:46