サッポロHD12年12月期は営業増益へ、非ビール飲料拡大が寄与

2月10日、サッポロホールディングスは2012年12月期―13年12月期の経営計画を公表した。昨年2月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao) [拡大]
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【東京 10日 ロイター】 サッポロホールディングス<2501.T>は10日、2012年12月期の連結売上高が5100億円(前年比12.3%増)、営業利益が200億円(同5.9%増)になるとの見通しを発表した。3期連続での営業増益となる。ビールテイスト飲料やRTDの販売拡大などが寄与する見込み。
トムソン・ロイター・エスティメーツによると、主要アナリスト3人が過去90日間に出した営業利益の予測平均値は198億円で、会社計画はほぼ同水準だった。
国内酒類事業はノンアルコールビールテイスト飲料やRTD(Ready to Drink)など、非ビール系飲料が伸びるほか、恵比寿ガーデンプレイスの持ち分の100%化や外食事業の既存店強化なども収益に寄与する見通し。
前期は9カ月分の寄与だったポッカコーポレーションは、12カ月分フルに寄与する。
ビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)は前年比3.9%増、ビールテイスト飲料は同78%増を計画している。
11年12月期は、連結売上高が4540億円(前年比16.7%増)、営業利益は188億円(同22.6%増)となった。営業利益段階では、ベトナム工場建設のための先行投資が膨らんだ国際酒類事業とのれん償却の影響があった飲料事業は減益だったが、その他の事業でカバーした。4月から連結を開始したポッカコーポレーションが9カ月分寄与したものの、この要因を除いても増益を確保したという。
当期利益は前年比70.6%減の31億円と大幅減益となった。資産除去債務や震災に伴う特別損失の計上、前期に計上した固定資産売却に伴う特別利益の減少などが影響した。
同時に、2012年12月期―13年12月期の経営計画を公表した。2013年12月期の連結売上高は5350億円(12年12月期は5100億円の予想)、営業利益は210億円(同200億円の予想)を計画している。
12―13年を「飛躍的成長に向け新たな経営体制をスタートさせる期間」と位置付けている。
12―16年の戦略投資は、通常の設備投資を含めて1500―2000億円程度を想定。上條努社長は会見で「新たな成長機会の創出として、国内外を問わず、M&Aや提携を進めていきたい。成長を加速させるための戦略投資は引き続き、積極的に行っていく」と述べた。
12年12月期は恵比寿ガーデンプレイスの持ち分の100%化、国内酒類事業や食品・飲料事業での効率向上のための設備投資、外食事業での新規開店などで640億円の投資を予定している。営業キャッシュフローは400億円強となっており「不足分は負債で調達する」(田中秀典取締役)とした。
同社は長期経営方針として、2016年12月期に売上高6000億円、営業利益400億円を打ち出している。
(ロイターニュース 清水 律子;編集 田中 志保)
2012/02/10 18:59
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