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トヨタ、新興国市場拡大でブラジルに新工場

急がれる新興国市場攻略


 7月16日、トヨタ自動車は、約6億ドルを投じ、ブラジルに新工場を建設すると発表。写真は同社ロゴ。シカゴの自動車ショーで2月撮影(2010年 ロイター) [拡大]

 【サンパウロ綾村悟】トヨタ自動車は15日、ブラジル・サンパウロ州のソロカバ市に約6億ドル(約530億円)を投じて新工場を建設すると発表した。今年9月に着工、2012年に操業を開始する予定で、年間7万台の生産能力を持つ予定だという。

 現在、自動車各社は、経済成長が見込まれる新興国市場での生産・販売拡大をすすめており、トヨタが建設する新工場も新興国向けの戦略小型車の生産が中心になる。

 ブラジルでは近年、自動車販売が大きく伸びており、昨年は政府による工業税減免なども手伝って記録的な売り上げを記録した。また、ブラジル国内の消費マインドは今年に入ってからも依然強く、業界関係者は今年度の自動車販売成長率が工業税の減免抜きでも9%に達する可能性があると見ている。

 こうした背景から、ブラジルでは自動車各社の投資拡大が続いており、米フォード社は2015年までに24億ドル(約2100億円)の投資計画を発表している。また、韓国の現代自動車も大規模な広告活動などを通じて販売を大きく伸ばしている。

 トヨタの新工場建設では、ブラジル中西部のマットグロッソドスル州なども税制優遇措置などを通じて工場誘致を働きかけていたが、サンパウロ州にはすでにカローラなどを生産している同社の2工場があることから、ソロカバ市での新工場建設が決まったようだ。

2010/07/16 11:06

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