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来週の円債市場は波乱含み、長期金利1.6%挟み乱高下の可能性

 【東京 31日 ロイター】 来週の円債相場は、波乱含みの展開が予想されている。欧米の金融政策の先行きや米国の経済指標の結果に振らされ、10年最長期国債利回り(長期金利)は1.6%を挟んで乱高下する可能性がある。4日の10年利付国債入札は、表面利率が引き下げられる見込みであることから投資家の需要が鈍る可能性があるが、9月の国債大量償還など良好な需給を背景に無難な結果になるとの見方が出ている。

 国債先物9月限の予想レンジは134.80円─136.00円。

 10年物最長期国債利回りの予想レンジは1.650%─1.540%。

 <欧米の政策決定と経済指標に一喜一憂>

 金融市場では、サブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅融資)問題を発端にした信用収縮懸念が再燃することへの警戒感が根強い。市場の混乱を沈静化させる措置として主要国の中央銀行がどう動くのかが焦点。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は8月の理事会では利上げを示唆していたものの、27日の講演では利上げに慎重な姿勢を示した。そのため9月6日の理事会では政策金利は据え置かれるとの予想が増えている。

 また、ブッシュ米大統領がまとめるサブプライムローン問題の対策が景気対策として打ち出されるのであれば、米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げなどの新たな金融政策に乗り出す可能性もある。「日米欧が協調した政策運営も予想され、欧米の金融政策の行方と米指標をにらみながらの相場展開」(国内金融機関)が予想されている。信用収縮懸念が後退し、リスク資産への資金シフトが進めば、株買い/債券売りで反応する場面もありそうだ。

 <10年債入札で需給環境を確認、長期金利は1.6%挟みか>

 需給面では、月末要因のはく落でインデックスの長期化に伴う需要がなくなることや、10年債入札による需給悪化も懸念されているため、週明けは金利に上昇圧力がかかりやすい。もっとも、国内勢による根強い押し目買いが金利上昇圧力を和らげるとの見方が出ている。長期金利は、1.6%挟みでの推移だが、「海外市場の動向や国内株価の動きによっては、値動きが荒くなるだろう」(都銀)とみられている。

 4日の10年債入札は、表面利率が前月債から0.3%引き下げられ1.6%になるとの見方が有力。利率引き下げで投資家の需要が減退する可能性があるが、9月の国債大量償還を控えて潜在需要は根強い。「売られる場面では押し目買いに支えられるだろう」(国内証券)とみる向きも多い。

2007/08/31 18:45

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