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欧州市場サマリー(14日)

 1243GMT 13日

ユーロ/ドル 1.3582 1.3609

ドル/円 118.37 118.23

ユーロ/円     160.75 160.88

              14日終値     前営業日終値

株 FT100 6143.5(‐75.5)  6219.0

  クセトラDAX     7425.07(‐49.26) 7474.33

金 現物午後値決め 668.35  668.75

ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  95.625 (‐0.005)  4.074(4.086)

独連邦債2年物 4.189(4.230)

独連邦債10年物(9月限) 112.72 (+0.17) 4.359(4.358)

独連邦債30年物   4.522(4.522)

 <為替> 6月米貿易収支と7月米卸売物価指数(PPI)の発表後、ドルが対ユーロと円でほぼ変わらずで推移。アクション・エコノミクスのロン・シンプソン氏は、クレジット市場懸念が引き続き市場で焦点になっていると指摘した。

 <株式> ロンドン株式市場は反落。クレジット市場をめぐる懸念が世界の株式市場で再燃した。一方、スコティッシュ&ニューカッスル(S&N)<SCTN.L>は、デンマークのビールメーカー、カールスバーグ<CARLb.CO>による買収のうわさを背景に、値を上げた。

 世界の市場でボラティリティが高まり、ロンドンでも値動きの荒い展開となった。

 クレジット市場の健全性をめぐる懸念を背景に、同指数はこの1週間で2.6%値を下げた。夏の閑散期で商いが薄くなっていることも最近の値動きの荒さに拍車をかけている。

 米小売大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>や米ホームセンター大手ホーム・デポ<HD.N>の弱い決算や、ひっ迫するクレジット環境の悪化をめぐる懸念を背景に、米株は下落。これを受けて欧州株は終盤、下げに転じた。

 カナダの資産担保証券(ABS)発行体が借り換えのためのコマーシャルペーパー(CP)を発行できず、契約銀行が流動性の供給を拒否したことは、米国株式市場を揺るがした。

 フォーティス・プライベート・インベストメント・マネジメントのリサーチ部門代表、ダン・バンティング氏は「このような時には投資家の間で混乱が生じる」と指摘した。

 世界的な信用ひっ迫をめぐる懸念から、銀行株は序盤の上げを削り、軒並み下げて引けた。バークレイズ<BARC.L>は3.3%安、スタンダード・チャータード<STAN.L>は2.6%安となった。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は1.3%安。オランダのABNアムロ<AAH.AS>買収計画で、RBS率いるコンソーシアム(3行連合)は、ABNの保有率を3.25%引き上げ、今後も同行株をさらに買い足す可能性があることを明らかにした。

 S&Nは1.3%高。カールスバーグが買収に向け同社株を購入しているとのうわさが支援した。S&Nはコメントを控えている。カールスバーグの広報担当者は「トレーダー、アナリスト、ジャーナリストの間では様々にうわさされているが、われわれは原則的にこの種のコメントは出していない」と述べた。

 欧州株式市場は反落。根強いクレジット市場への懸念のほか、UBS<UBSN.VX>の弱気な業績見通しが金融株を圧迫した。

 さらに、米ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>が通年業績について弱気な見方を示したことで、米住宅市場の問題が消費支出を圧迫するとの懸念が強まった。

 FTSEユーロファースト300種指数は18.63ポイント(1.23%)安の1494.64。

 DJユーロSTOXX50種指数は60.19ポイント(1.41%)安の4195.60。

 カナダの資産担保証券(ABS)発行体はこの日、借り換えのためのコマーシャルペーパー(CP)を発行できず、契約を結んでいるドイツ銀行<DBKGn.DE>が流動性供給を拒否したことを明らかにした。

 銀行株が軟調。UBSは3.9%下落した。市場の混乱が、同社の投資銀行部門の下半期業績に影響する可能性が高いと警告。第3・四半期も不安定な状況が続けば「投資銀行部門のトレーディング業績が非常に弱い結果になる」可能性があるとの見通しを示した。

 その他の銀行株もソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>が4.6%安、BNPパリバA>が3.5%安、クレディ・スイス<CSGN>が3.2%安となった。

 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁はこの日、金融市場で進行しているボラティリティがある程度リスクプライスの「正常化」を示しており、投資家が引き続き冷静に対応すべき、との認識を示した。「多くの市場でボラティリティの高まりと大幅なリスク再評価がみられる。ある意味でリスクプライスの正常化と解釈できる」とした。ECBが市場を注視しているとも述べた。

 <ユーロ圏債券> ユーロ圏金融・債券市場は上昇。クレジット市場に対する懸念が再燃し、株式市場が下落したほか、各国中銀の資金供給により落ち着きを取り戻していた金融市場を圧迫した。

 カナダの資産担保コマーシャルペーパー(CP)の問題が表面化したことを受け、米クレジット市場での問題がカナダや欧州に拡大するとの懸念が再燃した。

 米クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場でリーマン・ブラザーズ<LEH>やベアー・スターンズ<BSC>のスプレッドが拡大していることなどを背景に、国債に対する質への逃避買いが膨らんだ。

 相場はこの日、各国中銀の資金供給を受け、流動性不足をめぐる懸念が緩和されるなか、小幅高で始まった。その後、7月米卸売物価指数(PPI)を受け下落し、10年債利回りは4.40%を超えたが、クレジット市場のボラティリティにより、相場は再び押し上げられた。

 欧州中央銀行(ECB)はこの日、定例オペに先立ち、期間1日の臨時オペで77億ユーロの資金を供給した。前週9日以来4度目となるこの臨時オペにより、定例オペの開始日である15日までのつなぎ資金を供給した。

 米連邦準備理事会(FRB)はこの日、いかなる公開市場操作も実施していない。

 第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)の伸びが予想以上に減速し、ECBが利上げを実施する確率が低下したとの見方が一部出たが、相場はさほど反応しなかった。

 市場では、ECBが9月に利上げを実施するとの見方が大勢になっているものの、最近の市場の混乱を背景に追加利上げはないとの観測が高まっている。

 短期債利回りは、ECBの9月利上げを80%の確率で織り込んでいる。前日は65%だった。

 スワップ金利2年物は、4.601%と前日の4.586%から上昇。同10年物は4.739%。前日は4.733%だった。

                           【東京 15日 ロイター】

2007/08/15 7:19

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