欧州市場サマリー(17日)
1349GMT 16日
ユーロ/ドル 1.3781 1.3770
ドル/円 122.34 121.88
ユーロ/円 168.60 167.85
17日終値 前営業日終値
株 FT100 6659.1 (‐38.6) 6697.7
クセトラDAX 8038.21(‐67.48) 8105.69
金 現物午後値決め 666.50 666.00
ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 95.620 (+0.000) 4.018(4.018)
独連邦債2年物 4.506(4.495)
独連邦債10年物(9月限) 110.65 (‐0.06) 4.582(4.559)
独連邦債30年物 4.707(4.681)
<為替> ドルが横ばい。この日発表された5月の対米証券投資は買い越し額が前月から増加し、同月の貿易赤字穴埋めに十分な水準となった。ただ、同指標発表後もドルはほぼ変わらずで推移している。
<株式> ロンドン株式市場は続落。予想を上回る英消費者物価指数(CPI)を受け利上げ観測が高まったほか、証券会社による投資判断引き下げが相次いだ鉱山株の下げが圧迫した。
6月の英CPIは前月比プラス0.2%、前年比プラス2.4%となった。依然としてイングランド銀行(英中銀)の目標2.0%を上回っている。市場予想は前月比プラス0.1%、前年比プラス2.4%だった。
トレーダの間では依然としてサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題が懸念事項となっている。
6月の米卸売物価指数(PPI)が予想外にマイナスに転じたのを受けてFT指数は下げ止まった。ただ、コア指数の伸びは予想を若干上回った。
CMCマーケッツのトレーダー、ジミー・イェーツ氏は「優良株の大半が売られた」と指摘。「朝方、予想を上回る英CPIが発表されたことで、英中銀の利上げ観測が高まった。ダウが一時1万4000ドル台に乗せたことも支援材料にはならなかった」との見方を示した。
下げが目立った鉱山のロンミン<LMI.L>は3.8%安。ゴールドマンサックスによる目標株価引き下げを嫌気した。
BHPビリトン<BLT.L>は1.5%安。ドイツ銀行が同社の投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げたことがマイナス材料となった。
公益事業のケルダ・グループ<KEL.L>は2.7%安。UBSは同社の投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に引き下げた。
航空機エンジン大手ロールスロイス <RR.L>は2.8%安。クレディスイスは同社の投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた。
資産運用のシュローダー<SDR.L>は3.6%安。クレディスイスは同社の投資判断を「アンダーパフォーム」で開始し、目標株価を1266ペンスとした。
市場では、18日に発表される英中銀議事録が利上げの時期を占う材料として注目されている。
欧州株式市場は反落。米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)問題の影響に対する懸念や、7月独景気期待指数が予想以上に低下したことが圧迫材料となった。
石油株が安い。北海ブレント原油先物が1.6%安となったことを背景に、仏トタル<TOTF.PA>やイタリアのENI<ENI.MI>が下落した。
スイス医薬品のノバルティス<NOVN.VX>も1.1%安。07年の売上高見通し引き下げや、米食品医薬品局(FDA)による新薬承認の審査延期が嫌気された。
FTSEユーロファースト300種指数は7.55ポイント(0.46%)安の1622.77。前日までは3営業日続伸で、およそ2%上昇していた。
DJユーロSTOXX50種指数は19.26ポイント(0.42%)安の4538.31。
ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した7月の独景気期待指数はプラス10.4で、前月のプラス20.3から低下した。ロイターがまとめた予想中央値プラス19.0を下回った。
ドイツ銀行<DBKGn.DE>は、一時1.8%安となった。トレーダーは、同銀の業績がサブプライム問題の影響を受ける可能性があるとの市場でのうわさを指摘した。
アナリストは、今年大幅に下落している欧州金融銘柄の見通しが、サブプライム懸念を背景に、より不透明になっていることを指摘。
モーリー・ファンド・マネジメントの欧州アナリスト、コーリン・ドライバーグ氏は「誰が最終的に住宅ローン不履行に伴う損失の影響を被るかという観点から、どこにリスクが潜んでいるかを明示することは不可能だ。誰もがこの問いに答えられないという事実から、投資家は自然と金融セクターの銘柄を懸念している」と述べた。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBC)<RBS.L>も売られた。アナリストは、バークレイズ<BARC.L>に比べ、RBC率いるコンソーシアム(企業連合)が蘭ABNアムロ<AAH.AS>をめぐる買収合戦で勝利する可能性が高いと予想している。半面、バークレイズ<BARC.L>は0.5%高。
テイラー・ヤング・インベストメント・マネジメントのピーター・トムソン氏はリサーチノートのなかで「金利の緩やかな上昇パターンを考慮すると、株式市場は夏場、例年通りほぼ変らずで推移し、秋に勢いを取り戻す傾向にある可能性がある」と述べた。
あす18日は、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長による議会証言と、7月の英中銀による金融政策委員会議事録の発表がが焦点となるとみられる。
<ユーロ圏債券> 反落。米卸売物価指数(PPI)のコア指数が予想を上回ったことで米債券利回りが上昇、欧州債券も追随した。
ギリシャ中銀のガルガナス総裁が、ユーロ圏のインフレリスクは高まっており追加利上げの可能性が高いと発言したほか、英国の消費者物価指数(CPI)で世界的な利上げ観測が高まった。
米国株式市場でダウ指数が決算への楽観的な見方から初めて1万4000ドル台に乗せたことも、債券からの資金流出につながった。
ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した7月の独景気期待指数が前月から大幅に低下したことを受けて、独連邦債10年物利回りは一時4.54%まで低下した。その後、6月の米PPIのコア指数がプラス0.3%と予想を上回ったことから、4.60%を超える水準に再び上昇した。
1540GMT時点で、独連邦債2年物利回りは5べーシスポイント(bp)上昇し4.523%となった。
同10年物利回りも約5bp上昇し4.60%。一時4.62%まで上昇した。
独連邦債先物9月限は14ティック安の110.56。
EURIBOR金利先物は、欧州中央銀行(ECB)が年末までに金利を4.50%まで引き上げる確率をほぼ50%、3月までに同水準になる確率を完全に織り込んでいる。
【東京 18日 ロイター】
2007/07/18 6:28