ロイターサミット:金利上昇で米住宅市場回復に遅れ=ムーディーズ
【ニューヨーク 25日 ロイター】 ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は25日、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)市場の問題と、住宅ローン金利の急上昇が、米住宅市場の回復の足かせになる、との認識を示した。ロイター・リアル・エステート・サミットで述べた。
同氏は「金利上昇と貸し出し基準の厳格化で、住宅が手に入れやすくなるどころか困難になっている」と指摘。「住宅ローン金利の上昇を考え、われわれはよりネガティブな見方になっている。来年のこの時期まで住宅価格は下落が続く。販売状況は第2、3・四半期には底を打つだろうが、それは、売り手が価格を引き下げることが前提だ」と述べた。
住宅ローン金利と連動する長期国債利回りは今月、世界的な金利上昇への懸念を背景に、急上昇している。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>によると、6月21日までの1週間の期間30年の住宅ローン金利は6.69%に低下したが、平均で6.26%だった5月と比べると大幅に高い。
同氏は、建設セクターの底入れ時期について、前月の段階では今年下期と予想していたが、来年初めまでは底入れはないとの見方に変更したとし「2008年初めまでは減速が続く」述べた。
レーバーデー付近に変動金利ローンの多くで金利が上昇するとみられるが、同氏は、これが住宅市場の重しとなり、価格に影響するとの見方を示した。
2007/06/26 12:56