米国株式市場=反落、原油高が圧迫・住宅建設株が安い
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
終値 13612.98(‐26.50)
前営業日終値 13639.48(+85.76)
ナスダック総合
終値 2626.60(‐ 0.11)
前営業日終値 2626.71(+27.30)
S&P総合500種指数
終値 1531.05(‐1.86)
前営業日終値 1532.91(+9.94)
【ニューヨーク 18日 ロイター】 米国株式市場は反落。米原油先物が10カ月ぶりの高水準となる1バレル=70ドル近くまで上昇し、エネルギー依存型セクターを圧迫した。弱い住宅建設業者指数が住宅建設銘柄の重しとなった。
さらに、メリルリンチ<MER>が、ベアー・スターンズ<BSC>傘下のヘッジファンドの資産4億ドルを差し押さえたとするウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の報道も地合いを悪くした。ベアー・スターンズ・ハイグレード・ストラクチャード・クレジット・ストラテジーズ・エンヘンスト・レバレッジ・ファンドは、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)にかなりの投資をしていた。メリルリンチは、同ファンドへの主な資金の出し手だった。
バーリング・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、サム・ラーマン氏は「原油が69ドルを超えたことで、債券利回り低下によるプラスの影響が帳消しになった」と指摘した。
ダウ工業株30種は26.50ドル(0.19%)安の1万3612.98ドル。
ナスダック総合指数は0.11ポイント安の2626.60。
S&P総合500種指数は1.86ポイント(0.12%)安の1531.05。
ダウ・ジョーンズ米住宅建設指数は1.07%安。この日発表された全米住宅建設業者協会(NAHB)/ウエルズ・ファーゴの6月の住宅建設業者指数が、1991年2月以来の低水準となったことを嫌気した。センテックス<CTX>が1.5%下落した。
弱い住宅建設業者指数を受けて、借り入れコスト上昇が企業利益を圧迫し、企業買収のペースを鈍化させるとの懸念が和らぎ、米10年債利回りは5.15%に低下した。
米原油先物は1ドル超上昇して1バレル=69.09ドル。昨年9月1日以来の高水準となった。
原油高を受けて、物流関連株が下げた。ベアー・スターンズがフェデックス<FDX>の第4・四半期業績予想を引き下げたことも弱材料となった。
CHロビンソン・ワールドワイド<CHRW>が2.6%安。宅配大手フェデックスは1.4%安、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)<UPS>も約1%下落した。
ベアー・スターンズは1.4%安。メリルリンチが、損失を出したヘッジファンドの資本再編計画の内容が判明するまで資産売却を延期するとCNBCが報道したため、下げ渋って引けた。
アップル<AAPL>は3.8%高。携帯電話端末iPhoneのバッテリーの駆動時間が予想以上に長く、ライバル会社の携帯電話端末を上回るとの見解を示したことが好感された。
靴・帽子小売りのジェネスコ<GCO>は8.4%急伸。運動靴小売りのフィニッシュ・ライン<FINL>が、ジェネスコを総額約15億ドル(1株当たり54.50ドル)で買収することで合意したと発表したことが支援材料。フィニッシュ・ラインは8.7%安。
米コンピューター用半導体設計ソフトのケイデンス・デザイン<CDNS>は3%安。ニューヨーク・タイムズ紙が、プライベートエクィティ2社との身売り交渉について、価格が折り合わず行き詰まっているもようだと伝えたことが嫌気された。
2007/06/19 7:57