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ロイターサミット:米債利回り上昇は株高抑制も=バンカメ証券


 6月11日、BOAセキュリティーズの主任投資ストラテジスト、トム・マクマナス氏は、ロイター・インベストメント・アウトルック・サミットで講演し、米国債利回りの最近の急上昇について、株価の上昇を抑える要因になり得るとの見方を示した(2007年 ロイター) [拡大]
 【ニューヨーク 11日 ロイター】 バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズの主任投資ストラテジスト、トム・マクマナス氏は11日、当地で開かれたロイター・インベストメント・アウトルック・サミットで講演し、米国債利回りの最近の急上昇について、株価の上昇を抑える要因になり得るとの見方を示した。

 同氏は「債券利回りの上昇をわれわれはリスクととらえている」と述べた。最近の一部のインフレ指標は低下したものの、同氏は物価上昇圧力が依然として米経済に影を落としていると指摘。「インフレ期待が後退するとはみていない。引き続き高まると思う」と述べた。

 コアインフレ指標は低下しているものの、政策担当者は引き続き、農産物や産業用原材料価格、米単位労働コストの上昇に目を光らせると同氏はみており、「インフレ期待が若干高まれば、米連邦準備理事会(FRB)が5.5%への利上げに踏み切る可能性が高い」と予想している。

 FRBは昨年6月以来、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の目標水準を5.25%に据え置いている。 

 マクマナス氏はまた、債券利回りの上昇により、すべての金融資産にリターンを増やす必要が出てくるとし、利回りの上昇で金融市場のリスク回避志向が高まる傾向もあると付け加えた。

 米10年債利回りは先週末8日、昨年半ば以来の高水準となる5.25%に上昇した。

 同氏は債券利回りの上昇についてさらに、既存の変動金利型住宅ローン(ARM)が高い金利でリファイナンスされるため、消費支出に悪影響を与える可能性があると指摘した。問題となったサブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅融資)以外のプライムローンでも、今年金利が再設定される3年物ARMは「200ベーシスポイントの調整も考えられる」という。

 そうなれば住宅所有者が裁量のきく項目に対して財布の紐を絞るため、そうした消費支出関連セクターはアンダーウエートが妥当だと同氏はみている。現在選好しているのは、消費者向け必需品やヘルスケアセクター、成長の続く世界経済へのエクスポージャーが大きい一部製造業の大型株という。

2007/06/12 14:22

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