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ビューポイント       2000/6/02---サンプル (週1回金曜日発行)

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時代を斬る本格オピニオン・メールマガジン!
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(◆は全文紹介)

◇…放射線の「精神的影響」に配慮を    東京大学名誉教授 山口 彦之
◇…憲法改正試案に思うこと            元統幕議長 杉山 蕃
◇…歴史の評価は後世史家に委ねよ   青山学院大学名誉教授 入江 通雅
◇…総選挙に利用される「首相発言」        政治評論家 河本 弘
◆…「不戦の誓い」提案を憂慮する        元統幕議長 竹田 五郎
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全文を読むには、…→ http://www.worldtimes.co.jp/mem2/vp/main.html

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   ■---------------< 今週のオピニオン >---------------■
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【放射線の「精神的影響」に配慮を】
  東京大学名誉教授 山口 彦之
  将来への不安が免疫に悪影響/長期的調査もストレスに

 原子力施設に事故が発生し、周辺住民に低レベル放射線の被曝があったとき、
体の免疫系に及ぼす精神心理学的影響が注目されてきた。最近の知見は、精神
的な不安やストレスが神経・内分泌系を介して免疫系にも影響を与える場合の
あることを示しているからである。…
full→ http://www.worldtimes.co.jp/members/view/view200005/vi000515.htm

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【憲法改正試案に思うこと】
    元統幕議長 杉山 蕃
    消えぬ旧軍人への差別的色彩/今一度座標原点見直しを

 今年の憲法発布記念日、読売新聞に憲法改正第二次試案が発表された。時期
としても、内容的にも、時代の進歩を感ずる。しかし、正当な主張と思われる
本試案にも旧軍人に対する差別的色彩は消えていない。…
full→ http://www.worldtimes.co.jp/members/view/view200005/vi000516.htm

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【歴史の評価は後世史家に委ねよ】
    青山学院大学名誉教授 入江 通雅
    日中戦争への首相答弁に敬意/国際法上は「自衛権行使」

 森総理大臣は、四月二十四日、初めての衆議院予算委員会で、民主党の菅直
人氏から「日中戦争は日本の侵略戦争だったと考えているか」と質問され、…
full→ http://www.worldtimes.co.jp/members/view/view200005/vi000518.htm

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【総選挙に利用される「首相発言」】
    政治評論家 河本 弘
    政府追及が野党の“思惑”/謝罪や釈明も政局がらみとは

 森喜朗首相が神道政治連盟国会議員懇談会の会合で「日本は天皇を中心とする
神の国」と述べたことが、野党はじめマスコミの一部、さらには与党の公明党ま
での反発を招いた問題は、首相が「本意ではなかった」と国会で陳謝する騒ぎに
まで発展した。…
full→ http://www.worldtimes.co.jp/members/view/view200005/vi000519.htm

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「不戦の誓い」提案を憂慮する         元統幕議長 竹田 五郎
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【政治家は発言を慎重に/マスコミは正確な報道をせよ】

■野中幹事長の「私見」披露か
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 石原都知事は「三国人発言」について、「不法入国した」という形容句を再
確認した上、「三国人」は不適切であったと釈明した。

 知名人、特に有力政治家の不用意な発言は、マスコミの言葉尻をとらえた偏
向報道により、拡大され、国の内外に与える影響は大きい。

 今やマスコミは査察なき第四の権力とも称されるほど強力であるだけに、報
道の自由を隠れ蓑とした大衆迎合を戒めるべきは言うまでもない。

 野中自民党幹事長の国会における「不戦の誓い」提案は、世論に悪影響を与
えかねないと憂慮される。
 マスコミ報道によれば、同幹事長は代表質問で次のように述べた。

 「安全保障や有事立法が強調されると、国民や中国をはじめとするアジアの
近隣諸国は不安を覚える。憲法論議の前に、わが国が今後、再び武力で他国を
侵略することはないという『不戦の誓い』をすべきだ」

 しかし、これは党内の論議を経ず、ほとんど私見に近い形で披露され、しか
も中身の説明等もないに等しく、ただ、スローガン風であり、驚いたことに公
明党はこの提案に即座に賛意を表明したという。(「諸君!」六月号「小沢一
郎は腐ったリンゴか」)

■平和主義や他国への迎合
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 戦後、わが国はいわゆる「平和憲法」の制約の中で国の安全保障を進めると
ともに、国連加盟国として国連憲章を忠実に守ってきた。歴代政府は一貫して
専守防衛政策を堅持し、防衛力の整備およびその運用は自衛のため必要最小限
に止め、武力行使をともなう自衛隊の海外派兵を厳禁してきたし、神経質なほ
ど慎重に、低姿勢な平和外交を進めてきた。

 一般に独立国は周辺諸国の大国化を、嫉妬さらには潜在的脅威感を強めて快
くは思わないであろう。特に過去の歴史にこだわる中国、韓国等が、日本の軍
事大国化を警戒するのも事実である。しかし、わが国が今、新たに「不戦の誓
い」を宣言しても、パフォーマンスとして見られるだけであろう。

 北朝鮮はノドンの配備を完了し、核疑惑さえもある。中国は東北地区に中距
離核ミサイル(DF21)を配備し、日本に照準を合わせているようである。
これらの国が日本を侵略せず、核不使用の宣言をしても、百パーセント信用で
きるだろうか。

 残念ながら、一平和宣言を心底信頼できるほど現実の国際関係は甘くはない。

 さらに「安全保障や有事立法が強調されると、国民や中国はじめ近隣諸国は
不安を覚える」との発言は、国民の素朴な平和主義や他国に迎合するかのよう
で、与党幹事長として許されまい。

 戦後、歴代政府は独立国として最も重視すべきこれらの措置を軽視してきて
おり、国民もようやくこの政治の怠慢に気づき、その是正に動き始めようとし
ている。幹事長は国民の防衛意欲の高揚に水を差そうとするのだろうか。とも
あれ、他力依存で「平和ボケ」ともいえるわが国では、「他国を侵略せず」の
前提が薄められ、省略されて「不戦の誓い」の言葉だけが独り歩きし、「戦争
絶対反対」の反戦平和運動に悪用されかねない。

 侵略の定義は曖昧である。通常、侵略とは、他国に侵入してその土地を奪い
取ることを言う。

■自滅への道をたどることに
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 わが国は憲法に基づき、専守防衛政策を堅持して、武力行使を目的とする自
衛隊の外国領域への進入は、航空機の進攻すらも禁止している。ただし、「わ
が国土に対し、誘導弾等による攻撃が行われた場合、座して自滅を待つという
のは憲法の趣旨ではなく、誘導弾等の基地を攻撃することは法理的には自衛の
範囲内であり、可能である」ことは国会でも承認しており、すべての航空攻撃
が禁止されているわけではない。

 幹事長も当然これらは熟知のはずである。

 航空兵器の発達は驚異的である。長距離ミサイル(誘導弾)は普遍化し、精
密化し、また航空機の速度、航続距離、低空性能、隠密性等は向上している。
その結果、航空進攻を欠き、防空作戦のみでは防空目的も達成できず、自滅へ
の道をたどることになろう。

 三月、本欄で紹介した「思いやり予算」に関し、朝日新聞「主張・解説」で
「非合理な米国の高姿勢」として「ガイドラインでは、日本の防空等は自衛隊
が一義的に責任を負い、その能力もあるため、在日米軍の削減で日本防空に穴
はあかぬ」という意見は、航空作戦の実態を知らぬ机上の空論である。

 政治家は発言を慎重に、マスコミは真相を正確に報道することを銘肝すべき
である。

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