ゴミ分別にも気質の違い
フランス東部ブザンソン市は、ごみ処理のコストを押さえるため、各世帯が出すゴミの量に応じて、ゴミ処理税を徴収し始めた。中央政府としても各自治体が今後、同様な税徴収を行い自治体の財政健全化を推し進めるよう働き掛けているようだ。
ゴミ問題といえば、環境問題の意識の高い隣の国ドイツでは、ゴミの種類による分別もマニアックなほどで、彼らの性格からすれば、ゴミの仕分けは喜びでもあると思われるほどだ。ところが、そんなドイツの隣国フランスでは、ゴミの分別意識は極めて低く、今でも地方都市の中にはビン類以外の分別をしない町も少なくない。
パリのアパートの地下には、大抵、3種類の分別ゴミ箱が置かれ、リサイクル可能な牛乳パックやペットボトルなどを入れる黄色蓋の大型ゴミ箱、ビンやガラス類を入れる白蓋のゴミ箱、その他すべてを入れられる緑蓋のゴミ箱に分けられる。とはいえ、迷ったり、面倒くさい人は、何でも緑蓋のゴミ箱に放り込む。
ブザンソンにいる友人は、「捨てるゴミの量で金額が決まるわけだから、夜中に隣のゴミ箱に捨てる人はいると思う」と言っている。未だに80%近い原発依存を続けるフランスは、原発の廃止を決めたドイツと、ゴミ問題でも真逆のような態度をとっている。果たしてゴミ処理税は全国に広まるのだろうか。

