ブルカ着用禁止論議
いよいよフランスで、イスラム教徒の女性が顔を隠し、全身を覆うブルカやニカブと呼ばれる衣装の着用を禁止する法律が施行された。禁止される場所は、公共の場となっており、自家用車内などでは、十分な視界を確保できさえすれば、着用は可能としている。
フランス西部、カトリック信仰が最も強いブルターニュ地方に住む友人のピエールは、「当然の法律だ。外からその人が何者か分からない状況は異常だし、着飾りたいという女性の本性を否定している」と語る。日本人妻の桃子さんは「信教の自由な表現は認めるべきよ。あなたは宗教差別主義者」と強く反発している。
ピエールは、「イスラム教徒は男にだけ都合のいいような宗教じゃないか。一夫多妻で自分の妻への所有欲が露骨だ」と反論する。すると桃子さんは「ブルカをかぶっている女性は、夫への忠節を守る神様の教えに忠実なだけよ。あなたは肌をむき出しにする白人女性の方が健全だというの?」と噛みついた。
するとピエールは「確かに男を誘惑するような格好をしたがる今の女たちは、ブルカ女性より、もっと罪深いかもしれない」と、あっけなく認めてしまう。というのも高校生になる彼の娘が肌を最大限見せる過激な格好をしたがり、悩んでいるからだ。彼は言った。「まあ、自分も日本人女性の方が、清らかだと思って結婚したからね」と。

