採用条件の身長制限消える
フランス警察官の採用条件から身長制限が消えることになったそうだ。これまでの応募資格は身長160センチ以上ということだったが、この制限が撤廃された。理由は身長による差別は適切ではないというものだったからだ。
この制限がかけられたのは、数世紀前に遡り、大きくて屈強な男性が警察官になるべきという考えが存在した。たしかに今でも警察官は屈強である方が役に立ちそうだ。以前、友人の引っ越しを手伝いにいった時、スクーターを盗んだアラブ系の若者が警官に取り押さえられる場面に遭遇したことがある。
何よりも驚いたのは、その16歳くらいの若者が警官に対して、何一つ怖がる様子もなく、激しく抵抗していたことだった。2人の警官で押さえ込んでも、逃げようとして警官は助っ人を呼ぶ始末だった。友人の話では、パリ警察は合気道を導入して警官の訓練をしているようだが、警官はタフでなければできない職業だ。
フランスでは軍への入隊には、今でも身長制限がかけられている。ユダヤ人の友人は、「身長制限より、ユダヤ人が警官に採用されないのがおかしい」といっているが、ユダヤ人制限はない。それは彼らの強い被害者意識からきているのかもしれないし、実際に差別されているのかもしれないが、警官という職業は大変な職業には違いない。

