「複雑」な沖縄を描くことでメディアの怠慢も追及したNW日本版


◆賛否の二択で表せず

 「沖縄は事あるごとにメディアに登場するが、その報道の多くは一面的な事実を全てであるかのように語り、時に幻想的な『沖縄』像をつくり上げてきた。あるいは都合のいい声だけを拾い上げてきたとも言える」

 ニューズウィーク日本版(2月26日号)の特集「沖縄ラプソディ」の書き出しである。ノンフィクションライター石戸諭の15㌻にわたるルポだ。


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