新年号で代わり映えしない健康モノなどのテーマが並んだ新潮連載


◆科学エッセーも一服

 新聞では読者の購読を切らさないよう、連載小説に力を入れてきたが、週刊誌でもそれをまねて売れっ子作家の内田康夫らを起用して成功した例もある。しかし、週一で読ます実力もあり、器用な作家が最近はなかなか見つからないこともあって、連載物も「数撃ちゃ当たる」で、インタビューやエッセー、コラムなどの連載が目白押し。読者を引きつけて離さない定期物が当たればしめたものだ。

 ところが週刊文春や新潮の正月号(1月1・8日号)を見ると、今後はその内容いかんだが、テーマをうかがう限り代わり映えせず、今年、これがいけるという特段の売り物の新連載はなかなか見当たらない。


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