GDP減少で来秋の消費再増税を懸念する東京、楽観的な産経、日経


◆景気壊す大砲と警鐘

 4~6月期の国内総生産(GDP)は、予想されていたとはいえ、ずしりと重い数字である。前期比、実質年率で6・8%減は東日本大震災が起きた11年1~3月期(6・9%減)とほぼ同じ。消費税増税のインパクトの大きさを如実に知らしめる数字である。

 この減少率は、前回の消費税増税直後の1997年4~6月の3・5%減を大きく上回る。97年の消費税増税がその後のデフレ経済の契機となり、財政赤字の累増を招くことになったことを思うと、今後の日本経済の行方がどうしても気になってしまう。来年10月に10%への再増税の予定では尚更である。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ