クリミア危機でロシアのウクライナ東部侵略を懸念し警告した朝日


◆急展開を先読みせず

 ウクライナ危機が深刻の度を一層深めている。ロシアによるウクライナ南部クリミア編入が“悪は急げ”とばかりに一気呵成(かせい)に暴走したからだ。ロシア軍が軍事介入し事実上、掌握したクリミアで3月16日に国際社会が認めない住民投票を強行。それに基づいて17日にクリミア共和国がウクライナからの独立を宣言すると、ロシアは即応して国家承認し、18日にはクリミア共和国との間でクリミアのロシア編入に関する「条約」に署名した。24日にはウクライナ新政権がクリミア半島駐留ウクライナ軍の撤収命令を出すことを決定したことで、クリミア半島はロシアの軍事支配下に入ったのである 。


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