米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子
ペットは「家族の一員」
わが家には犬がいる。シェトラン・シープという種類だ。牧場の飼い主に代わり羊の統制に活躍する犬だ。昔の名画「ラッシー」のコリー犬を一回り小さくした犬である。
本来は外で自由に走り回りたい性格なのだろう。しかし、わが家では狭い家の中で、家族の一員として暮らしている。食事は家族と一緒に食べる。寝る時も一緒に寝室に行き、起きる時も一緒に起きる。
私が最初に起きるのだが、誰が次に起きるのかを知っていて、順番に起こしに行く。子供といつも遊んでほしくて、さまざまな手口で誘いをかけてくる。そんな生活習慣を見ると、犬は一人で居ることが好きではないことが分かる。それとも、私たち家族を、世話をする羊のように考えているのかもしれない。
米国で一番人気があるのはゴールデンレトリバーだ。忠誠心が強く、子供にも優しい性格を持っている。わが家の近所でも犬を飼っている家庭全体の半分を占める。
スーパーや小さなお店でも、ペットフードやペットのオモチャが当たり前のように置かれている。ペットショップ、獣医の病院、犬の美容院は至る所にある。犬の保険もできたとか聞く。犬だけでなく動物が米国人の身近な生活にいつも密着している。最近、ニューヨークのアパートでワニやライオンがペットとして飼われていたのが発覚して大騒ぎしていた。
(サンデー掲載:7月3・10日)