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韓国・京畿道九里市在住
志田康彦

韓国サッカーの救世主

 二〇〇二年にサッカーW杯で四位という好成績を獲得してから、しばらくの間低迷していた韓国サッカー界だったが、ここに来て息を吹き返している。それというのも、朴主永という、弱冠二十歳のサッカーの天才が現れ、崖っぷちに立たされた韓国チームを勝利に導いているからだ。

 世界ユース大会のアジア最終予選で頭角を現した彼は、ファンの間では早くからA代表を熱望されていた。しかし、A代表とユースをかけもちするのは選手に負担をかけ、Kリーグで実績がないことから、オランダ出身のA代表監督は、朴のA代表入りを認めてこなかった。たとえユースで活躍したとしても、それは青少年の世界。A代表とは一線を画すというのが監督の考えだったのだろう。しかしながら、朴はKリーグでも6ゴールを決め、大活躍した。そして、実力でA代表に選ばれた。

 W杯のアジア最終予選では、1点先制されて敗戦の色が濃かったウズベキスタン戦で、後半44分に劇的な同点ゴールを決め、息も絶え絶えだった韓国チームを救った。次の試合でも先制点を決め、W杯出場に決定的な役割を果たした。それから、休む間もなく世界ユース大会に参加、一敗後のナイジェリア戦で、これも敗戦の色が濃かった後半44分に同点ゴールを決めただけでなく、奇跡的な決勝ゴールのアシストまでした。まさに韓国サッカー界の救世主で、連日スポーツ新聞の一面を飾っている。

(サンデー掲載:6月26日)


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