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韓国・京畿道九里市在住
志田康彦

高1のキャンドルデモ

 先日、ソウル市の光化門クァンファムンで高校一年生のキャンドルデモがあった。韓国ではデモが頻繁に行われているものの、高校一年の生徒たちが抗議のキャンドル集会を開くのは、珍しい光景である。何が彼らをそうさせたのか。原因は新たに発表された入試制度にある。

 現在の高校一年生が大学入試を受ける二〇〇八年度から、高校での内申を大きく反映させることになった。つまり、良い大学に合格するためには、内申が良くなければならず、高校での中間試験などが、常に大学入試のような張り詰めた雰囲気の中で行われるようになり、さまざまな弊害を生んでいる。

 内申が反映されるのは、大学試験科目だけではないので、すべての科目をカバーする必要があり、子供たちにスーパーマンになることを要求している。そのため、さらに学習塾に通わなければならず、学校生活が常に競争下に置かれ、級友との人間関係がギクシャクしてきているという。

 大学入試制度は二〇〇二年に変更されたばかりで、私の記憶では教育長官が代わるたびに何かしらの変更が加えられている。

 これも韓国の学歴社会がもたらした弊害で、学校の授業が大学入試だけに焦点を合わせている今の教育体制では、入試制度をどれだけ変えても、全く本質は変わらないということに政府は気がつかなければならないと思う。

(サンデー掲載:5月22日)


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