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韓国・ソウル在住
原田 一

町医者と大学病院の違い

 昨年、規模は大きくないが、新しい病院が近所にできた。風邪や腹痛、ケガのときによく利用している。医師や看護師とも顔見知りになるほどなので、病院の待合室に座っただけで受付が済んでしまう。健康保険証も持参する必要がない。

 ところで、先日、強烈な腹痛に苦しんだので、数年前の尿管結石が再発したのだろうと思い、大学病院へ行った。

 受付では、「推薦状があるか」と聞かれ、「ない」と言うと、家庭医学科に回された。待つこと四十分。やっと順番が回ってきて、血圧、身長、体重を測り、問診のアンケートのようなものを取られた。

 そして、医師が簡単に診断して、泌尿器科に推薦状を書いてくれて、再度受付をした。これでもう、料金は倍になったわけだ。さらに、担当医師もベテランとインターンを選択できるというので、ベテランを選んだ。もちろん料金もいくらか高い。

 それから待つこと三十分。担当医師は、私の体に指一本触れず、書類に目を通すだけで、慣れない手つきでコンピューターに入力していた。

 結局、治療らしい治療は受けられず、レントゲン検査をすることになり、薬を処方してもらって、次の週まで痛みに耐えながら、また来ることになった。

 確かに、大学病院は信頼は置けるだろうが、手間と時間とお金がかかるので、やむを得ない場合は避けて、町医者に通うことにしている。

(サンデー掲載:4月17日)


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