エジプト・カイロ在住
鈴木眞吉
好印象のアルジェリア
三月下旬、アルジェリアでのアラブ首脳会議開催に伴い、首都アルジェを訪問した。訪問以前の同国の印象は、第一に治安が不安定、第二に笑顔のない冷たい人々、第三に換金手続きが複雑−などだった。これらのことを感じることなく過ごせたことは、近年の同国政府及び国民の努力の賜物だろう。
数年前のアルジェリアでは、イスラム武装過激派のテロが頻発、欧米文化への攻撃が繰り返され、芸能人などがのどを切られて殺害される事件が多発していた。政府の国民和解政策が実を結んだのか、会議直前にはテロ終結宣言が出されるまでに治安が回復。地中海に面したアルジェは、高級ホテルやフランス風のビルなどが林立する近代的な明るい街で、外国人の一人歩きも問題なかった。
ホテルやダウンタウンの一般食堂でも、笑顔で話しかけ、親切に振る舞う店員の姿があった。
両替のたびに外貨申告書に金額を記入し、ハンコをもらい、出国時に提示しなければならないなどの規則があると聞いたが、両替時間以外や、金融機関の休日に換金できない不便さはあるが、複雑な手続きはなかった。
市内中心部にある国際電話局の出張所で、エジプトの国番号が202と印刷されていた。本当は20でカイロの局番が2なのだが、所員は202がエジプトでカイロへは2022だと言い張る。次回訪問時には印刷物が訂正されているか確認してみたい。
(サンデー掲載:4月17日)