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フィリピン・マニラ在住
梅垣知博

違法行為取締りを強化

 フィリピンでは年度末ぎりぎりで二〇〇五年度予算案が通過し、昨年度に続いて前年度の予算踏襲という異常事態は避けられることになった。今年度予算には汚職取り締まりを制度化する予算として、非常に厳しい汚職防止規定が盛り込まれている。

 その一方では、さまざまな違法行為に対する取り組みも強化されているようだ。例えば、スクワッターと呼ばれる不法占拠者らが住む場所では「ジャンパー」と呼ばれる行為が横行している。ジャンパーとは、電気の配線などに違法接続してただで使用している行為のこと。このスクワッター地域では、ジャンパーからジャンパーが行われるため漏電が起こり、火事の原因にもなっている。

 こうした違法行為に対し最近、水道局では水道管をコンクリートで固め、違法に水道管を分岐できないように工事を始めた。ケーブルテレビ局でもコンピューター管理し、違法な接続が発見されればケーブルが切断されるという。

 だが、貧しい人だけでなく金持ちもジャンパー行為まがいのことをしている。例えば、家や車を購入するのに収入が少ない人は税金が少なくてすむ。これを悪用して、収入が低い人の名義を借りて車や家を購入する人がいる。

 これも、新付加価値税法案が導入されれば、一律税金が12%かかることになり、政府の歳入増につながることだろう。

(サンデー掲載:4月10日)


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