ブラジル・マットグロッソドスル州在住
濱田純一
ラーメンの変な食べ方
先日、一週間ほどブラジル人の家庭を家に招待していた。ここではブラジル米が主食だが、マカホンと呼ばれる、めん・パスタ類もよく食べる。中でも日本のブランド名そのままの“ミョージョー(明星)”と呼ばれる、調理の手間がかからない彼らの大好物が、いわゆるインスタントラーメンである。
あまり深めの皿のないこの国では、スープに浮かべてめんをいただく、というよりは、スープで味付けする調理法が主流。一応、日清ではエビ味まで用意しているが、ビーフ味、ベーコン味、鶏肉味が主流である。また、はしもないので、ある人は、ホークとナイフでめんを細かく切り刻んで、まさに米を食べるようにして食べたりする。
今回のカルチャーショックは、私がラーメン用に買ってきた細ねぎの運命だった。ちょっと料理する、と言って、その緑の部分だけを五センチぐらいの長さに切って、スパゲティの薬味につかい、残り!?の根のついた白い部分は、なんと束ねたままゴミ箱に直行していたのである。なんというか、心臓が止まるほどの衝撃を受けた。
もっとも、サンパウロの日本人街(リベルタージ)に行けば、純日本風ラーメン屋がある。私の知人の住むビルの一階にも、日本で修行してきた日本人が営むラーメン屋があって、行く度に、本物のラーメンを楽しむ日系人たちでにぎわっている。
(サンデー掲載:4月3日)