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ドイツ・ノイス在住
若山計雄

うさぎと卵のイースター

 ドイツの祝日はキリスト教に基づいたものが多く、その代表的なものが、十二月のクリスマスと春のイースターである。クリスマスはイエス・キリストが生まれたことを、イースターは十字架につけられた後に復活したことを祝うお祭りだ。

 イースターの日付は満月によって決まるので毎年変わり、今年は三月二十七日だ。それはいつも日曜日で、その前の金曜日と次の月曜日が祝日となるので、必ず四連休となる。

 この時期になると、街のあちこちで、うさぎと卵の飾り付けがよく見られる。うさぎは子だくさんで、繁栄・多産のシンボルとして、卵は生命や復活の象徴として使われる。家庭ではゆで卵に色を塗ったり、色水に浸けたりしてイースターエッグを作る。

 庭や公園では、両親が前もって隠しておいたチョコレートやお菓子を、子供たちが探すエッグハントが行われる。本来はイースターエッグを探すので、この名前がついている。

 小さな子供たちは、うさぎがプレゼントを持ってきてくれると信じている。わが家の子供たちはもう信じていないが、かつてはプレゼントを集め終わったあとに「うさぎさん、また来年も来てね」と言っていたのを思い出す。

 まさに新しい命が与えられたように、草木が芽をふき、生まれたばかりの野ウサギが公園で見られるようになるのも、まもなくである。

(サンデー掲載:3月27日)


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