ロシア・ハバロフスク
吉田碩俊
極東初のマクドナルド
ハバロフスクでマクドナルド第一号店がオープンする。開店場所は市民にとっての憩いの場である中央公園の中だ。
ハバロフスクのみならず、極東地方全体でも最初のマクドナルド店なので、ちょっと大げさかもしれないが、歴史的なことと言っていいかもしれない。
現在、四十店以上を数えるモスクワで、第一号店がオープンしたのはソ連崩壊前の一九九〇年。場所は赤の広場から近いプーシキンスカヤ。店舗の広さは、当時で世界最大だったらしい。知り合いによれば、長蛇の行列ができて、二時間待つことも珍しくなかったという。利にさとい商人は、近くのキオスクで「今日のマクドナルド」ということで、買い占めたハンバーガーを売ったりしていたようだ。ロシアにはもともとハンバーガーというものがなく、オープンサンドで食べるという伝統があったので、ハンバーガーをパンとハンバーグに分けて食べる人が多かったらしい。
モスクワのマクドナルド店で一つ感心したことは、店員の接客マナーがいいことである。共産主義の悪影響のためか、店員が客に横柄な態度をとるのが常識となっている中でのことなので、マクドナルドの社員に対する教育力、はたまたそのブランド力には恐れ入る。
この度、ハバロフスクにオープンするマクドナルド店では、どのような光景が展開されるか、今から楽しみである。
(サンデー掲載:3月13日)