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ドイツ・ノイス在住
若山計雄

津波のドイツ語はツナミ

 「マンガ」「スシ」「キモノ」「スモウ」。ドイツ語に訳されずに、日本語の発音がそのまま使われている言葉はいろいろあるが、最近メディアで連日見聞きした言葉が「ツナミ」だ。スマトラ島沖地震で発生した大津波のため、一瞬にして多くの命が失われた。地震発生から数時間後に津波が到達した地域では、警報システムが整備されていたなら、避難できたはずだ。

 地震がほとんどないドイツでは、「ツナミ」といっても何のことかわからない人が多く、洪水という意味のドイツ語の言葉を使っている場合もあったが、津波は洪水とは違うし、単なる大波でも高潮でもない。

 テレビでは、日本の津波警報システムについてのレポートがあった。地震が発生し、津波の恐れがあると、津波警報や注意報が出されるため、被害が少ないことを紹介していた。

 毎年、大みそかの夜から年明けにかけ、公共の場ばかりでなく各家庭でも花火を打ち上げ、大騒ぎして新年を祝う。元日の朝には、花火の燃えカスが道路に散乱し、日本のように新年を迎える厳粛な雰囲気はない。

 しかし今年は、困っている人を助けるという意識が高いドイツでは、テレビやラジオで「花火を買うお金を、被害地へ寄付しよう」と呼びかけていたので、例年に比べゴミが少なかった。募金の呼びかけは続いており、私の職場にも早速、募金箱が備えつけられた。


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