韓国・ソウル在住
竹井弘樹
「乗用車曜日制」の運動
ソウル市では「乗用車曜日制」キャンペーンを昨年から行っている。「乗用車曜日制」とは、月曜から金曜までの平日の中で一日を選んで、その曜日の印のついたステッカーを車に張りつけ、その曜日には車を運転しないという自発的な市民キャンペーンだ。
そもそもソウル市がこの運動を始めたのは、市および首都圏の都市交通量の緩和と、大気汚染などの環境汚染の減少、石油の消費を減らすことが目的だ。ちなみにすべての乗用車がこの運動に参加した場合、年間の燃料費二兆五百二十三億ウォン、環境改善費三千四百八十三億ウォンが節減されると試算している。
市民の参加を促すために「曜日制」には特典が設けられている。例えば、公営駐車場の割引や自動車整備工賃の割引、ウォッシャー液の無料補充や、車両無償点検などがそれだ。
一方、この運動は半強制的に行われているという声も上がっている。「アンチ乗用車曜日制」という掲示板の書き込みを見ると、非参加者に対して公舎内の駐車場の利用を禁止している点が指摘されている。また市が曜日制の拡大強化計画報告大会を開き、区別の実績を評価して二十億ウォンの予算の差別支給をすると発表している。
しかし、この運動で一番難しいのは、乗らないと決めた自分との約束を守るということではないだろうか。私は守る自信がないので、キャンペーンには参加していない。