世界の街角便り
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米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子

フットボールのファン

 私の住む町は州でも一番面積の狭い町だ。人口は八千二百四十九人、うち78・7%が白人、二十五歳から五十四歳が46・3%、零歳から十九歳が27・6%。町の端から端まで徒歩で十五分ぐらいの町である。

 そんな小さな町にも、中学校は七年生からの二年間、高校は九年生からの四年間、中学校と高校が一緒になった校舎が一つある。

 高校の対抗試合が頻繁に行われる。フットボールもその一つで、対抗試合がある日は町のフィールドには消防自動車と消防隊員が応援に駆り出される(役目は地元が点を入れたらサイレンを鳴らすこと)。小学生から高校生の女性応援団/チアーリーダーや鼓笛隊も動員され、まさにプロ並みのセットである。それに町のフットボールファンが寄り集まる。選手に自分の子供がいるかいないかとかが問題ではない。皆、試合の応援に来るのである。

 そのイベントにスポーツクラブ費の基金活動を兼ねてボランティアの売店がオープンする。私はその手伝いをしたのだが、本当に最初から最後まで大盛況だった。寒いということもあって、ホットココアが一番売れた。その場で焼くハンバーグ、ホットドッグ、ピザ、プレッツェルも人気が高い。湯を足すだけのカップヌードルも売れた。北風で寒いのに寒さを忘れて、本当に楽しそうだ。心からフットボールの好きな人たちだった。


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