韓国・ソウル在住
京谷訓浩
「プラズマ特許」の争い
韓国では、二〇〇二年ごろから大型液晶テレビが市場に出回りはじめ、百貨店やショッピングモールなどで採用されました。今年になってプラズマテレビが登場し、液晶とプラズマが市場を二分しています。
こんな中で今月二日に、プラズマパネルをめぐる日韓紛争が韓国の大手新聞で大きく報道されました。松下電器産業が一日、東京地裁と日本税関に、特許侵害を理由にLG電子のプラズマパネルに対する輸入禁止の仮処分および通関保留申請書を提出したことです。
プラズマパネルは日本のお家芸で、二〇〇一年までは日本メーカーが世界のプラズマパネル市場で97%を占めていました。二〇〇四年に入り、サムスンSDI、LG電子などに猛追を受け、現在では韓国メーカーが約50%までシェアを伸ばしているそうです。
LG電子と松下は、六月からプラズマパネル特許と関連したクロスライセンス交渉を四回も行っていましたが、松下がLG電子を過小に評価したということで、交渉が決裂したようです。
その後、LG電子が反撃に転じ、韓国の貿易委員会に松下側の特許侵害を申請し、これを受けた貿易委員会が審査を決定しました。なんか泥仕合のようですが、両社とも無益な争いに力を使わずに、もっとより良い製品の開発に力を注いでいくことを希望します。