ドイツ・ノイス在住
若山計雄
料金払い戻しサービス
私が通勤に使っている定期券は、チップカードでできており、料金が銀行から自動引き落としされるので、毎月新たに買い替える必要がない。
定期券には特典が付いている。夕方七時以降と週末や祝日には、本人の他に、大人一人と子供三人まで同乗することができ、さらに通常よりも広い区間内で、電車やバスが乗り放題となる。気軽に家族旅行ができる。
ユニークな特典もあり、電車が二十分以上遅れた場合、代わりにタクシーを使用して、その代金として三十ユーロ (約四千円)まで請求ができる。しかし、別ルートで目的地まで行ければその特典は使えない。
私は通勤区間の中で約十五分間、ドイツ鉄道(略称DB)の電車を利用している。そのルートは一時間に一本だけと本数が少なく、別ルートもないので、今まで何度か電車が遅れたときにはタクシーで通勤して、代金を払い戻してもらっていた。
DBは以前ドイツ国鉄だったが、東西ドイツ統合に伴い民営化された。ところが、高速道路が全国に張り巡らされたクルマ社会のドイツの中で、DBは苦戦しているようだ。
そのためか今月から、いくつかの新たなサービスが始まった。その一つが、電車が一時間以上遅れた場合には、乗車料金の20%を払い戻すというものだ。払い戻しのサービスも結構だが、その前に、遅れない努力をしてもらいたいものだ。