南ア共和国・ヨハネスブルク在住
長野康彦
事欠かない季節の果物
南半球の南アフリカは今、真冬の季節。連日、寒い日が続いている。先日は山間部で降雪が見られ、場所によっては三十センチほども積もった。ヨハネスブルクではめったに雪は降らないが、最低気温はここのところ、氷点下の毎日。晴天の日が多いのがせめてもの救いだ。
世界の主要都市と比較するならば、ヨハネスブルクは晴天日の多さでは上位にランクされるだろう。ロンドンが霧で有名ならば、ヨハネスブルクはさしずめ、「サンシャイン・シティー」と言ったところか。
南アフリカには特別、季節料理なるものはない。ちなみに南アフリカ料理とは、一般にアフリカーナー(オランダ系白人)の料理を指すことが多い。ブライと呼ばれるバーベキューがそれで、牛、子羊、鶏肉、それにブルワースと呼ばれる挽き肉ソーセージを木炭で焼き、トウモロコシ粉で作った硬めのかゆと一緒に食べる。味わいはワイルド。いかにも大陸的でおおらかなところが魅力だ。
食べ物の話になったついでに、もう少し。こちらではいろんな果物が手に入る。リンゴ、ナシから始まって、バナナにイチゴ、メロン、パパイヤ、マンゴー…となんでもある。アフリカで柿にお目にかかれるとは思いもよらず、初めて店頭で見たときは感動した。夏はスイカ、冬はミカンと、「日本的果物生活」が送れるのがうれしいポイントだ。