韓国・京畿道九里市在住
志田康彦
進歩する携帯電話技術
最近、若者たちの間で携帯電話の利用過剰で、携帯電話中毒がまん延しているというニュースが流れた。携帯電話を持っていないと落ち着かないとか、電話のベルが鳴ってもいないのにベルの音が聞こえるとか、さまざまな症状が報告されている。
実際、私も経験がある。海外出張などで一週間ほど携帯電話がないと、不便さはもとより、ときたま携帯電話が鳴っているような錯覚に陥ることがある。
韓国の携帯電話は、年々発達し、その勢いは目を見張るものがある。デザインも素晴らしく、二百万画素のカメラホンやMP3機能がついたものなど、技術の発展も目覚ましい。
携帯電話については知人の面白いエピソードがある。数年前、韓国の有名電子会社の会社説明会で携帯電話がプレゼントされたことがあった。当時は、加入契約をすれば電話機は無料に近かったので、会場ではプレゼントされた携帯電話を持ち帰らなかった人もたくさんいた。
彼は自宅に帰り、箱を開けてびっくりしたそうだ。その携帯電話はテレビが見える携帯電話だったからだ。電子会社が試作品としてつくったのだが、コストがかかり過ぎるからか、市販されなかった商品だった。携帯電話にアンテナがついていて、液晶画面でくっきりときれいなテレビ画面を見ることができた。それを見て、韓国の携帯電話技術はすごいと思ったという。