韓国・ソウル在住
竹井弘樹
週休2日制拡大の動き
韓国では週休二日制が今のトレンドだ。日本と比べると週休二日制の実施が遅れているのは事実だが、実際の動き自体はかなり前からあった。一九九七年末の金融危機によって、その動きは一斉に影を潜めていたのが、また再燃し始めているのだ。
昨年、金融機関がトップを切って週休二日制を実施した。来月からは千人以上の大企業と金融・保険業、公企業などが週休二日制を実施しなければならない。対象となる千人以上の企業は八千三百七十四社で、従業員数は百七十九万八千人余りに達し、今、労使で盛んに労働時間などの調整交渉が真っ盛りだ。また二〇〇五年からは公務員も週休二日制が実施される。
週休二日制の実施でライフスタイルにも変化が表れてきた。量販店ではスポーツ用品売り場や、余暇を利用した釣りなどのレジャー用品売り場などが元気がいい。また週末を利用して海外旅行に出かける人が増え、特に近くて安全な日本は人気があるようだ。最近個人的な用事で東京行きの週末を利用した深夜の格安航空券を買ったが、予約は一カ月前ぐらいからいっぱいでひたすらキャンセル待ち。当日も空港には真夜中というのに人でごった返していた。
アンケート調査では、週休二日制の導入に対して七割が満足しているものの、逆に支出が多く家計の負担になるというのが四割にも上った。休むにしても、先立つものはお金のようだ。