韓国・ソウル在住
原田 一
改編されるソウルのバス
来る七月、ソウル市のバスは大幅に改編される。これまで各バス会社の競争により、繁華街に路線が集中し、あるべき地域に運行せず、住民には不便な点もあり、さらにバス会社は経営困難にも陥っていた。これにソウル市が肩入れし、準公営概念を導入し、サービス改善に努めてきた。
ついに七月一日からは、今までの路線を整理して幹線、支線、広域、循環の四つの路線に分け、それぞれ車体を青、緑、赤、黄色に色分けし、バスの番号も出発地と到着地を上二けたに振り分けて分かりやすくなる。
これにより、都心に出入りするバスは八十路線、二千五百三十二台が減少するが、そのうち最も路線の多かった鍾路三街は百八十台、南大門前は二百九十一台も減少する。また、順次バス専用レーンを今までの路肩から、センターライン側に転換して運行速度も速くなる。
そして、総合司令室を通して情報提供し、オーダーメード的な路線も検討するという。さらに、地下鉄とバスを相互に乗り換えるときは、距離に応じて料金を支払うようになり、画期的な改善がなされる。
全体的に迂回するコースが減り、乗り換えても割安、しかも渋滞が少なくなれば、乗客も増え、利潤も追求できるだろう。そうでなければ市民の税金で業者を維持しなければならない問題を抱えることになる。それだけに、今回の改善はぜひとも成功してほしいものである。