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米国・ニュージャージー州在住
アンダーソン京子

多種多様な“奨学資金”

 米国の学制は町や州の教育委員会によって異なるが、一般に小学校、中学校、高校の年数は5:3:4か6:2:4か6:3:3である。わが娘が通う公立高校は2:4で、中学校と高校が同じ校舎を使用している。

 学年末が六月なので、卒業の雰囲気が漂い始めた今日このごろだ。先日は成績優秀な生徒に対する表彰式が行われた。中学生、高校生全員が対象だった。その中で、高校卒業予定者に対する来年度の奨学資金授与の発表がなされた。金額がさまざまなら、スポンサーも個人から町単位、法人単位とさまざまで、スポンサーの多様さに驚いた。

 奨学資金スポンサーに米国陸軍、空軍、海軍の名前もあった。この奨学金を受ける生徒は成績が優秀なことはもちろんだが、体力的にも優秀でなければならない。三軍の中で海軍が一番訓練が厳しく、優秀な者が配属されると聞くが、そこに小柄できれいな女生徒が選ばれていたのが印象的だった。

 現在、イラク問題が騒がれ、多くの兵士が負傷、死亡している状況にありながら、あえて志願する若者を目の前にして、本当に胸がいっぱいになった。そして、授与式でも特にそれらの生徒に対して、参加者全員、親も先生も友達も尊敬の思いをいっぱい込めて、総立ちになって熱い拍手を送っていた。やはり、愛国心とは誰もが感動する素晴らしいものだと感じた時だった。


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