韓国・ソウル在住
京谷訓浩
大きく若返った「政界」
十七回目の国会議員の総選挙が十五日にありました。韓国の選挙は、平日を特別公休日にして選挙を行います。友人に聞くと、日曜日だと誰も投票しないからということです。
総選挙は、先回の大統領選挙時の選挙法違反や、元大統領の秘密資金問題、大統領の弾劾決議など、政治家のうみが公にさらされたなかで行われました。
韓国の総選挙は、地方区の直接選挙と全国区の比例代表選挙が混在し、議席数はあわせて二百九十九議席です。投票率は、59・98%で、国民の関心はそれなりにあったといえます。
特筆すべきことは、政界の勢力図が完全に塗り替わりました。議会の解散前四十九議席しかなかったウリ党が百五十二議席と過半数を確保し、第一党となりました。また、第一党だったハンナラ党が百三十七議席から百二十一議席と十六議席減らし、第二党になりました。ウリ党とハンナラ党の二大政党政治時代に突入した感じです。
当選した議員も世代交代が激しく、四十代の若手議員が勢力を伸ばしました。
このような結果になったのは、盧武鉉大統領の弾劾決議に反発した若者層の票がウリ党に流れ、追い風となったようです。ちまたでは、事実上大統領の信任投票だったと話されています。
韓国の政治家が大きく若返ったことで、国としての勢いが増し、劇的な変化がこの韓国に起こるかもしれません。