韓国・京畿道九里市在住
志田康彦
子供たちが熱中「科学箱」
わが家の子供たちは、ここ一週間「科学箱」に熱中している。科学箱とはロボットや車、風車などが組み立てられるキットが入っている箱のことで、説明書に書いてある以外にも想像力でさまざまなものが組み立てられる。プラモデルのようなものだが、継ぎ目はネジでとめるので、どちらかというとLEGOに近い。モーターなどの動力も使えるようになっていて、身を入れると大人でも熱中してしまう。
子供たちがこの科学箱に熱中しているのも、韓国では学年ごとにこの科学箱の実力を競う大会が開かれるからだ。学校での大会だけでなく、市や全国大会までもある。科学箱はかなり以前からあったようで、学年別に1号、2号、3号というように分けて売られている。子供たちは来週、学校での大会があるというので、入賞を目指して毎日一生懸命だ。ただ、入賞を目指すとなると、かなりの大作を作らなければならないので、準備段階から親たちが手伝うことになり、けっこう大変だ。
韓国では、このような科学箱の大会だけでなく、弁論大会から始まり、英語、数学、科学など、学問系に関する大会が、市や全国規模で行われる。学校では、優秀な生徒をできる限りそういう大会に出しているようだ。学校の名誉にもなるのだろうが、朝鮮王朝時代に続いていた科挙制度が今でも韓国人の意識の中に残っているのかもしれないと、思うときがある。