ドイツ・ノイス在住
若山計雄
奮闘する日本の乗用車
日本の日本自動車連盟(JAF)に相当するのが、ドイツでは全ドイツ自動車クラブ(ADAC)で、千三百万人以上の会員に月刊誌を発行している。
最近その雑誌に、ADACが定期的に調査している三十四の日米欧などの乗用車ブランドに対する評価結果が掲載された。専門家が車をテストし、車検の結果、故障の頻度、市場シェア、中古車の評価額などを総合的に判断したものだ。
さすが自動車先進国。ドイツのブランドが総合点で上位四位を占めている。ブランドイメージ、市場シェア、車の性能といった評価項目で良い成績を収めている。日本車も健闘しているものの、五位が最高で、あと七位、九位、十二位と続く。
その評価項目の中に今回新しく、ドライバーの満足度が加えられた。約四万人の読者を対象に、製品や修理工場のサービスに対する満足度を調査したものだ。この項目だけをみると、日本車がなんと一位から七位までを独占している。特にトップのトヨタは、86%ものドライバーが「非常に満足している」という最高点をつけており、ADACも称賛している。それとは対照的にドイツ車の成績が悪い。
前回の調査と比較すると、すべての日本のブランドは今回、総合点で順位が上がっている。すでにドライバーからは高い評価を得ているのだから、いつの日か総合点でもドイツブランドを抜くのは夢ではないだろう。