韓国・ソウル在住
原田 一
日本TVドラマの波紋
最近、ケーブルテレビ各局では、毎日のように日本のドラマが放映されるようになった。当初は夜十一時から放映されていたが、次第にゴールデンタイムの八時台にも進出してきた。内容は、数年前にヒットしたドラマである。それでも韓国に住む日本人たちは大歓迎している。
しかし、そう喜んでばかりもいられない。先日、午前十一時に放映されたドラマ「ファーストラブ」で、女高生と教師のキスシーンが問題となった。放送委員会審議評価部の関係者は、「地上波テレビなら問題にできるが、ケーブルテレビは有料媒体であるので、制裁処置が困難である」と述べた。
開放的な日本のドラマは、青少年に刺激が強すぎ、当局としても頭の痛いところだろう。実際、そのドラマの初回が0・9%の視聴率であったが、年齢別では十代の女子が1・2%を記録しており、十代の情緒への影響が憂慮されている。
放送審議規定には「放送は健全な市民精神と生活気風の造成に努力しなければならず、国民の情緒生活に害がないようにしなければならない」とある。放送委員会でも、テレビ局内の審議に任せるのが時代の流れであるとして、自主規制の強化を勧めている。しかし、既にインターネット上では、マニアの間でドラマが自由に見られ、そちらの規制はないに等しい。
日本でも韓国ドラマがヒットしているが、制作者側に配慮をお願いしたい。