ドイツ・ノイス在住
若山計雄
家族の一員としての犬
わが家では、ジャックラッセルテリアという種類の小型犬を一匹飼っている。
普通ドイツでは、大型犬でも家の中で生活している。靴を履いたままのこちらの生活スタイルが、犬を飼うのにより適した環境となっているのだろう。わが家の犬は、ソファの上や、時にはベットで寝ている。
バスや電車には、無料で乗せることができる。別にケージやバッグに入れる必要はなく、大型犬でも、リードにつなぐだけでよい。車でドライブすると、ガソリンスタンドや高速道路の休憩所には、犬のための水や、中にはエサまで準備してあるところもある。
とは言っても、犬を飼うのは簡単ではない。犬が迷子になった場合のために、あるサイズ以上の場合、体内にID番号を記録したマイクロチップを埋め込むことになっている。
ドイツでは犬に毎年税金がかかる。町によって額は異なるが、私は年に六十六ユーロ (約九千円)払っている。飼う犬の数が多くなると、一匹当たりの税金が割高になり、犬が増え過ぎるのを防ぐ仕組みになっている。
また、犬が他人にかみついたり、道に飛び出して交通事故の原因になったりした場合に備えて、賠償責任保険にも入っている。毎年、予防接種も受けなければならない。
このようにいろいろ手間はかかるが、今では家族の一員として、なくてはならない存在になっている。