ウルグアイ・モンテビデオ在住
堀本幸伸
民営化した「国際空港」
ウルグアイの空の表玄関、カラスコ国際空港がこのほど民営化しました。国際線といってもアルゼンチン、ブラジルへの便しかありません。日本や他の国へ旅行する場合はブラジルやアルゼンチンで乗り換えなければなりません。
唯一の国際空港ですが、設備は非常に質素です。経営の権利を買ったのはアルゼンチンの資本家で、民営化についてはさまざまな議論がなされました。もちろん、いつも反対しか言わない団体は断固反対を叫んでいましたが、結局売り渡されました。
民営化してからいろいろな面で改善策が講じられ、利用する側としては便利になりました。以前はロビー内のどこでも喫煙することができましたが、ようやく世界の流れに乗り、禁煙のサインが出るようになり、荷物のターンテーブルや税関審査が丸見えだったのが、すりガラスで一部見えなくなり、出口付近に群がっていた出迎えの人だかりを遮断するバリケードができるなど、ある意味他の空港では当たり前のようなことが行われ、利用しやすくなったといえます。
民営化、そして効率化することで、多くの労働者が解雇されるという懸念とデマが流れ、反対の声もありました。しかし、実際に解雇されたのは無意味に多くいたポーターぐらいなもので、他は別にたいした問題はないように見えますし、逆に警備が厳重になり、安全性が高まったようにも感じられます。