中国・香港在住
下根 森
新年行事「春節」を迎えて
家の近くに花市場があるが、旧正月(一月二十二日)の一週間ぐらい前から花市場は人でいっぱいだった。
中国人は、一つの枝にたくさんの実や芽が出る花が好きだ。「成功を願う人」は水仙、キンカンの木、シャクヤク、「愛とかロマンスを求める人」は桃の花、「人間関係を良くしたいとか結婚を成功させたい」人はタンジェリン(マンダリン・オレンジの一種)がたくさんなっている木(鉢付)を買う。
旧正月には、子供たちはお年玉をもらい、家族で甘いお菓子、ナッツ類、ケーキを食べる。また、初一(旧正月元旦)は、尊敬の念を込めて、日ごろお世話になっている年配の人たちを訪問する。果物とかビスケット(みんなが食べられるもの)をさし上げ、あいさつ(新年快楽、身体健康、猿年行好運、恭喜發財、花開富貴、出入平和など)をする。三が日は、初詣でをし、健康、幸運、経済的発展を祈る。
悪霊を追い払う新年の行事として獅子舞と花火がある。獅子舞は、太鼓とシンバルのやかましい音で悪霊を追い払い、舞は獅子が最後にキャベツを食べて終わる。キャベツを食べるのは、農夫には一年が豊作、商売人には商売繁盛を意味する。
今年の干支の猿は「知恵」を象徴する動物。干支の十二種類の動物は、それぞれ異なった性格を表し、十二種類の性格とうまくやっていければ天国人に近くなると言われている。