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フィリピン・マニラ在住
梅垣知博

交通渋滞のクリスマス

 マニラ首都圏の交通渋滞は、車両プレートの末尾ナンバーで車に乗れない日を定めた車両規制や高架鉄道などの整備で年々解消されてきているが、ドライバーの運転マナーの悪さは相変わらずだ。自分の車をできるだけ前へ進めようとするため、譲り合うということがほとんどない。それがさらなる渋滞を引き起こしている。

 特に、昨年のクリスマス前はショッピングに出かける車や、企業へのクリスマスギフトの配達などで道路は昼間から大渋滞。渋滞の激しいエドサ通りは、普段なら一時間あれば移動できるが、この期間は車が全然動かず、三時間もかかってしまう状態だ。

 大渋滞に阻まれてスケジュールが狂い、仕事にならない人たちも大勢いる。そして、仕事よりも大事なのがクリスマスパーティーだ。普段は指示しないと動かないフィリピン人従業員も、パーティーの準備は指示しなくてもきちんとやる。日本の企業でも、クリスマスはフィリピン人には一大行事なのでしょうがないとあきらめている。

 でも、悪いことばかりではない。マカティ市のアヤラ通り、グロリエッタ・ショッピングセンターなどは、クリスマスの電飾でとてもきれいになった。マニラ湾沿いのロハス通りは歩道も整備され、街頭も明るくなり、レストランもでき、市民の憩いの場になった。渋滞していても、美しいイルミネーションが気持ちを和ませてくれる。


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