韓国・京畿道九里市在住
志田康彦
新しいライフスタイル
韓国で最近よく聞く言葉のひとつにウェルビーイング(well−being)がある。ウェルビーイングとは心と体が一つになり、美しく豊かな人生を送ろうというもので、若者たちの間では、すでに新しいライフスタイルとしてトレンドになっている。
ウェルビーイング族と呼ばれる彼らは、まず健康を重要視するため、有機食品を食べ、ヨガやジムに通い、自宅にはホームスパやアロマセラピー、空気清浄機などを取り入れている。また、週休二日の週末を利用して、旅行も積極的に行っている。そのため、ウェルビーイング関連商品などがはやっているほどだ。
経済的には一九九五年に国民総生産(GNP)が一人あたり一万ドルを突破して以来、ほとんど変わっていないのだが、精神的な要求は時代の流れに沿って変わってきたようだ。一昔前までは「生活していくために」「生きるために」とかいう言葉を人々の会話によく聞いたものだが、最近の若者の間では死語となっている。
同じ職場の若い女性のようにランニングマシンをレンタルして自宅で運動する人が増えてきている。週末の運動も一昔前までは、山登りやサッカー、卓球などに限られていたが、最近はローラーブレードにはじまり、スキー、スノボード、マリンスポーツに至るまで、実に数多くのスポーツを楽しんでいる。それだけ豊かになってきた証拠なのかもしれない。