米国・ニューヨーク在住
内藤 毅
寒波襲来、待ち遠しい春
このところ、ニューヨークでは寒い日が続いている。先月までは暖かい日が続き、「今年は暖冬かな」と思っていたのだが、年が改まったらいきなり寒波に襲われ、最低気温がマイナス一〇度以下になる日が続いている。
テレビやラジオの予報によると、この寒さはすぐ終わり、しばらくしてまたぶり返すらしい。寒波到来といえども、昨年とは違って、まだ大雪には見舞われていない状態なので、まだ過ごしやすい。
しかし、マンハッタンの街角を歩く人々は重ね着に重ね着をして、頭からすっぽり隠れる帽子をしっかりとかぶり、寒さに対してまさに重装備である。色とりどりの雪だるまが歩いているような感じも受ける。
また、暖冬でボイラーが休んでいたのか、マンハッタン内のアパートでは軒並みセントラルヒーティングが効かず、市やボイラー会社に苦情が殺到している。その電話の数が数千件を超え、新記録を作ったとも言われる。
異常気象や地球温暖化が危惧され、その弊害が指摘されている昨今、冬が寒いということは、喜ばしいことかもしれない。特に植物の開花時期などに大きな影響が出る。
しかし、ぶくぶくに着ぶくれて、凍えた太陽を見ながら一日を過ごす身にとっては、暖かい春の到来がなんとも待ち遠しく感じられるのは言うまでもないことだ。